がん免疫治療の橋渡し
がん免疫細胞療法の海外技術提供
ジーエヌコーポレーションは日本の「がん免疫細胞療法」の技術を海外の医療機関に紹介し、治療を行うための施設、人材、試薬、運輸、サービス等について、現地の状況に合わせたきめ細かいアドバイスを行っています。
「がん免疫細胞療法」は、患者自身の免疫細胞であるNK細胞を培養強化し患者の体に戻す治療で、日本では従来の外科手術、抗がん剤、放射線の治療と併用して広く行われています。がん患者の生存率や生活の質(QOL)が上がる可能性があるとされ、昨今においては海外のがん専門病院からも注目を集めている治療法です。
(https://www.immunotreatment.org/)
これまでの実績:
インド – 日印再生医療センター (NCRM)
マレーシア – ニチアジアライフサイエンス (Nichi Asia Life Sciences)(2008年~2012年)
ベトナム – ビンメック病院 (Vinmec Hospital)(2016年~)
ビンメック病院への技術提供
ベトナム、ハノイにあるビンメック 病院への技術提供は以下の段階を経て行われました。
(i)現地での細胞加工施設のインフラと機器についてアドバイスを行う
(ii)現地の細胞培養技術者を日本に呼び寄せトレーニングを行う
(iii)日本の技術者が現地の施設を訪れ、サポートやアドバイスを行う
(iv) 医師や腫瘍医への教育セミナーを開催する
(v) 日本の規制当局PMDAと厚生労働省との交流を行う
ビンメック病院の技術者たちがNK細胞・T細胞培養の研修を終え終了証を授与されました
ベトナムでの教育セミナー:照沼裕医師がAIETの安全性と有効性を説明する技術的なプレゼンテーションを行いました
PMDAと厚生労働省との会合:担当者からベトナムの Dr Pham Manh Hung と Dr Do Tat Cuong に対して、日本の再生医療法の規制について説明が行われました
ベトナムで免疫療法を開始する前に、技術者がビンメック病院のラボを訪れ技術サポートを行いました