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日本の細胞培養技術が泌尿器科・整形外科の新ソリューションに貢献

「ジーエヌコーポレーションと江戸川病院(東京都江戸川区)との共同研究による細胞培養技術が、泌尿器科、整形外科の分野において海外との事業や共同研究につながる可能性を秘めている」という記事が、雑誌 Eurobiz に掲載されました。

ジーエヌコーポレーションは、バイオマテリアルと呼ばれる、実験室で細胞の増殖を助ける物質を使ったソリューションを専門に扱うメディカルバイオサイエンス企業として様々な研究を行っています。使われるバイオマテリアルは用途によって異なりますが、いずれも化学的に合成されたものであるため、生物学的な汚染がなく生物にとって優しい素材です。

江戸川病院院長で整形外科医の加藤医師は、人工関節に交換されて捨てられてしまう軟骨の中にまだ生存可能な細胞が残っているのではないかと考え、ラボで培養することで治療に使うことを考えました。

両者の共同研究で考案された細胞培養法では、損傷した膝軟骨の修復に最も適したヒアルロン酸軟骨細胞を増殖させることができるため、既存の方法で培養した細胞よりも治癒力が高くなる可能性があり、よりよい治療と結果につながる可能性があります。

まだパイロットスタディが開始されていませんが、適切な生体材料で培養した細胞が長期的に有効であることは、泌尿器科分野の別の治療法で既に実証されています。

詳細は Eurobiz の記事(英語)をご覧ください

日本のバイオマテリアルが泌尿器科・整形外科の新ソリューションに貢献

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